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キノプラ太-矢野の仕事が無いAV監督日記。

AV監督、キノプラ太-矢野の仕事覚え書き。

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AVを作るということ11

僕の好きな2ちゃんねるの掲示板の一つ。
「AVのカメラアングルに物申す」
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/avideo/1197139824/


すごく勉強になります。
AVのカメラアングルなんて個人の趣味志向だから、杓子定規にならなくても・・・というふうな緩い感覚で撮影してはいかん、とあらためて思います。

例えば、
(以下勝手に引用しました。すみません。
・・・バックシーンは
背景を水平に映す
仰ぎやうつむきアングルは少しでよい
メインアングルは真横から
女優の足が地に着いている事がきちんと確認できる
女優を真横から頭から足のつま先まで画に収める
かつピストン運動が分かるように男優のケツの動き幅まで収める
女優の喘ぎ顔が良く見えるように髪形を考える
おっぱいのプルプルを邪魔するものは神であっても許されない
男優の両手は女優の腰を持ち、体を引くと同時に腰を前へ激しくピストン
立ちバックは胸を張る状態で両手は壁に着く、もしくは何かにしがみ付く
ノーマルバックは頭を起こすのが良く、膝と手のひらを地面に着く4点ポジション
地に着いている膝よりもややケツを後ろにし、腰から背中は反り返らせる
このぐらいなら合格です ・・・)

などなど。
本当に申しわけありません。という感じです。
僕は、そんなこと考えて撮ったことないです。だから僕が撮る絡みはいやらしくならなかったのでしょう。
カメラアングル、カメラ移動には必然的な理由があるべきであり「なんとなく」設定されるものであってはならない。
特に、ここの掲示板で問題になっているのが「斜めアングル」。絡み中(に限らないけど)体位をフレームに納めるために対角線に体を入れるあれです。便利だからつい僕も普通にやっていますが、指摘されるのは「TVをみている人は水平にTVを置いて見ているのだから斜めアングルになると、画面の中のリアリティが喪失してしまう。もしかしたら格好いいのかもしれないが、感情移入を妨げる」・・・確かにそうです。
実相寺昭雄監督の映像で傾いた画面がありますが、「日常の風景が違和感をもってあらわれるような場面」のような気がします。

では、何故僕は絡みの撮影中に斜めアングルを使うのだろう?
それは、その場面で何をとらなければならないかが分かってない(男優の腰の動きなのか、女の子の顔なのか、あるいは滴る汗なのか)ので、体位の移り代わりを追いかけてるだけだから?この体位なら、このベストアングル!っていう思想がないのです。失格だと思います。

それは僕が普段からセックスに対して無知であるからかもしれません。
なら、絡みは他の監督に撮ってもらったほうがいいのかもしれません。

映画だってアクション監督がいたり特撮監督がいたりするではないですか。別に監督は一人でなくてもいいんだよなぁ。
まあいずれにしても、セックスを見せるべきAVでセックスがちゃんと撮れてないなんてのは問題ですね。本当に申し訳ないはなしです。

次回作がもしあれば、改善します。
  1. 2008/01/16(水) 21:42:04|
  2. AVを作ること
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