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キノプラ太-矢野の仕事が無いAV監督日記。

AV監督、キノプラ太-矢野の仕事覚え書き。

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心の闇

人にはいくつもの仮面があって大人になるに従って仮面が増えていくものらしい。

女の子は子供のころはおそらく仮面はひとつだけだったかもしれない。
でも性を知った時、初めて性交したとき、そのことを「無かったことのように」しまいこむ。
それは秘密の顔になる。
性は「秘め事」なのだ。なぜか。
それがどれほど楽しく気持ちよく開放的ですばらしい体験でも、それをあからさまに見せるのははばかられるらしい。だから「公的な顔」と「秘密の顔」を使い分ける。

AVを撮影する僕らは、その「秘密の顔」をほんの少し、かいま見る。
女の子たちは、それは見られたくない部分だし、お金のためなんていうのも嫌だから、さらに自分の奥にしまいこみ、AV用の仮面を撮影の時だけかぶる。


おそらく、彼女たちの一番見せたくない部分を見ている僕たちを、彼女たちはとても嫌うだろう。
撮影中いくら楽しそうでも、仲良くなっても、一歩「日常の世界」に入ったら、僕らも彼女の仮面も、心の醜い部分として蹴落とされ、封印される。


僕は「闇の側」の人間として、あっち側へいってしまった彼女たちを寂しく見送るだけなのだ。
そんな女の子のことを、ちょっと思い出した。
  1. 2008/11/21(金) 23:50:56|
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2008.11.9 ロボット

このままじゃ、オタクの俺たちは結婚できない。もはや 科学に期待してロボット少女と結婚できるような時代になってもらいたい・・・という言い方をよく聴くけれど、別に工学に頼ってロボットを作ってもらわなくても、人間を一人さらってきて「暴力や恐怖」で従順になるように徹底的に教育すればいいのであろう。
ご主人様の顔色を伺って喜んでいただけるように「しつけ」れば、ロボットなど必要ない。生身の人間がロボットのように傅いてくれるのだ。
犯罪であるというならば、クローン技術でアイドルでもなんでも複製して、子供のころから「ロボット」として「しつけ」たらどうだろう。ロボットであることに疑問をもたない人間がいくらでも作れる。

「暴力と恐怖」を学習させることで人をロボットにすることができる。
ロボット三原則ってこんなんだっけ?
第一条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
第二条 ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。
第三条 ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。
(日本語訳は『われはロボット』小尾芙佐訳 昭和58年 早川書房 P5 より引用)
以上WIKIから引用。

ロボットは自殺する権利も持たず、ただただ主人に従わなければならない。

工学でロボットを作る必要はない。
職場や学校や家庭や軍隊や奴隷売買でロボットは常に作られている。
僕らはロボットではないと言えるだろうか?

もっとも、「暴力や恐怖」だけではなく「甘美さ」「思想・理想」などでもロボット化できるだろう。


AVに出る女の子は基本的にどんな要求にも笑顔で応えるように「しつけ」られている
普段なら絶対できないようなことでも、心の中で疑問を持ちながらでも「にっこり」わらって体をひらく。意思をもたないセックスロボットだ。
僕は常々AVの女の子の人間性や感情を大事にしようと考えてきたけど、ロボットになりきれる、という意味でやはり人間性に欠落があるのではないかと思えてきた。
彼女たちの神は「お金」なのかもしれない。お金のためにロボットになりきれるのかもしれない。
それは僕だってそうだから。
ロボットとして、資本主義や制度や効率や世間というご主人様にしたがって生きているから。
人間、それではいけないんじゃないの?
って思った。

でも、お金のためなら「にっこり」AVに出られるロボットたちも、「僕のため」には、けっして股を開いてくれなかったのは、やっぱり悲しいなぁ(笑)




  1. 2008/11/09(日) 00:52:47|
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