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人にはいくつもの仮面があって大人になるに従って仮面が増えていくものらしい。
女の子は子供のころはおそらく仮面はひとつだけだったかもしれない。
でも性を知った時、初めて性交したとき、そのことを「無かったことのように」しまいこむ。
それは秘密の顔になる。
性は「秘め事」なのだ。なぜか。
それがどれほど楽しく気持ちよく開放的ですばらしい体験でも、それをあからさまに見せるのははばかられるらしい。だから「公的な顔」と「秘密の顔」を使い分ける。
AVを撮影する僕らは、その「秘密の顔」をほんの少し、かいま見る。
女の子たちは、それは見られたくない部分だし、お金のためなんていうのも嫌だから、さらに自分の奥にしまいこみ、AV用の仮面を撮影の時だけかぶる。
おそらく、彼女たちの一番見せたくない部分を見ている僕たちを、彼女たちはとても嫌うだろう。
撮影中いくら楽しそうでも、仲良くなっても、一歩「日常の世界」に入ったら、僕らも彼女の仮面も、心の醜い部分として蹴落とされ、封印される。
僕は「闇の側」の人間として、あっち側へいってしまった彼女たちを寂しく見送るだけなのだ。
そんな女の子のことを、ちょっと思い出した。
- 2008/11/21(金) 23:50:56|
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