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キノプラ太-矢野の仕事が無いAV監督日記。

AV監督、キノプラ太-矢野の仕事覚え書き。

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AVをつくるということ8.

AV批評について。
この方の書かれていることは、共感します。
http://d.hatena.ne.jp/mamiamamiya/20060511


だって、今D-1グランプリのそれぞれの作品のレビューが読みたくて探したけど、どこにもないんだもん。
そもそもD-1グランプリなるイベントすら僕は知りませんでした。AV村は狭いようで、意外とつながりのない会社とは一切付き合いがないです。
今日このイベントの存在を知ったので、どんな作品があるのか調べてみたら、結構頑張って撮ってる作品群で、現場レポートとか読んでも夜中や朝までの撮影が二日だの三日だのという大変な力の入れようを感じました。お金もかかっているようだし、美術、スタジオ、照明など「がんばってるなぁ」という出来だと思います。
このレポートやスチールを見ていると普段僕が撮っているものがいかにいい加減でお客さん無視の商品であるかと改めて反省しました。いいものを作ろうという気概のようなものを感じました。

で、これらの感想ってどうなのよ?って探してみたんですが、ほとんどない。
これだけのイベントだし、力の入った作品だしなにか感想がきちんとあるだろう、と思ってみたけどない。D-1イベントの存在そのものについての意見や感想なら死ぬほどあるのに肝心の作品に対するフォローがない。感想文とか書く文化ってまだ日本にもあると思うのだけど、誰も見てないのかもしれない。

でも、このくらい力を入れてどんなAVも作られればAVってもっと面白くなると思う。
面白いものだと認められると思う。


で、僕は、現場レポートを読んで「物凄く面白そう」って思い、僕にはAVは無理だ、と確信しました。それは多くの作品が「女優さんたちにかなり一般論的に言うと犯罪並な陵辱と暴力を加え、酷いように見えるが、M性に目覚めた女優たちが最後には、心から女性的なエクスタシーと開放にいたり涙を流すハッピーエンド」という展開だったからです。女優さんも「撮影で感動した」とかいって泣いてるし。
ここまでされて快感を感じる女心なんて分からん僕がAVなんかやっちゃいかん!っと思ったのですが・・・・・・・・・、
でも、これは撮影現場だけでこの暴力が終わる、っていう前提で演じているからこそ女優も役者としてM性に陶酔することができるからだと思う。実際に家庭なんかであんな暴力や陵辱があったら性的に高揚できるわけがないです。
もしリアルにそういう暴力の中で陶酔していく女性がいるならば、乖離(人格分裂)を起こしているのではないだろうか?

それに、この睡眠もまともにとれない過酷な体育会的な!現場でトランス状態に入ってしまうこともあります。宗教の洗脳みたいに。もともとメンヘル傾向の女の子が多い業界なので、それで「本来のM性に目覚め、より激しい快感に陶酔」というよりも、過去の心の傷を再演したり、共同作業の中で自分の必要性に感動したり、馬鹿になって感じることを求められてるからやってみたって感じがするんです。それを「今日の撮影は女の性の究極の姿が撮れた」としているような気もしました。
でも、思うんですが、ここには「責めれば責めるほど、女は嫌がってても感じていく。ボロボロになるまで痛めつけたほうが女は感じる。よだれ流しながら陶酔して、男のちんこをねだっている女が本質なんだ。馬鹿な女が可愛いんだ」っていう男にとって都合のいいイメージの押し付けに思うのですがどうでしょう?
ファンタジーとしてはありですが・・・。

先も書きましたが、撮影現場では暴力を快感として転化できるから女の人は感じますが、これを見た馬鹿な男が「やっぱり女はこうしてやれば喜ぶんだ」とか思って実際にやったら困ると思うんですが・・・。


こういう過剰な陵辱プレイに快感を感じる女性もいるでしょうけど、かなり心を病んでいると思えます。そしてこういう撮影がこの病から女性を解放できるとは、僕には思えないです。

とはいえ本編は見てないので、想像ですので間違ってたらすみません。
女をわかってないといわれればそうかも知れません。失礼しました。
  1. 2008/01/04(金) 03:43:54|
  2. AVを作ること
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  4. | コメント:0

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