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キノプラ太-矢野の仕事が無いAV監督日記。

AV監督、キノプラ太-矢野の仕事覚え書き。

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2008.11.9 ロボット

このままじゃ、オタクの俺たちは結婚できない。もはや 科学に期待してロボット少女と結婚できるような時代になってもらいたい・・・という言い方をよく聴くけれど、別に工学に頼ってロボットを作ってもらわなくても、人間を一人さらってきて「暴力や恐怖」で従順になるように徹底的に教育すればいいのであろう。
ご主人様の顔色を伺って喜んでいただけるように「しつけ」れば、ロボットなど必要ない。生身の人間がロボットのように傅いてくれるのだ。
犯罪であるというならば、クローン技術でアイドルでもなんでも複製して、子供のころから「ロボット」として「しつけ」たらどうだろう。ロボットであることに疑問をもたない人間がいくらでも作れる。

「暴力と恐怖」を学習させることで人をロボットにすることができる。
ロボット三原則ってこんなんだっけ?
第一条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
第二条 ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。
第三条 ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。
(日本語訳は『われはロボット』小尾芙佐訳 昭和58年 早川書房 P5 より引用)
以上WIKIから引用。

ロボットは自殺する権利も持たず、ただただ主人に従わなければならない。

工学でロボットを作る必要はない。
職場や学校や家庭や軍隊や奴隷売買でロボットは常に作られている。
僕らはロボットではないと言えるだろうか?

もっとも、「暴力や恐怖」だけではなく「甘美さ」「思想・理想」などでもロボット化できるだろう。


AVに出る女の子は基本的にどんな要求にも笑顔で応えるように「しつけ」られている
普段なら絶対できないようなことでも、心の中で疑問を持ちながらでも「にっこり」わらって体をひらく。意思をもたないセックスロボットだ。
僕は常々AVの女の子の人間性や感情を大事にしようと考えてきたけど、ロボットになりきれる、という意味でやはり人間性に欠落があるのではないかと思えてきた。
彼女たちの神は「お金」なのかもしれない。お金のためにロボットになりきれるのかもしれない。
それは僕だってそうだから。
ロボットとして、資本主義や制度や効率や世間というご主人様にしたがって生きているから。
人間、それではいけないんじゃないの?
って思った。

でも、お金のためなら「にっこり」AVに出られるロボットたちも、「僕のため」には、けっして股を開いてくれなかったのは、やっぱり悲しいなぁ(笑)




  1. 2008/11/09(日) 00:52:47|
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2008.10.29

それでも生きなければならないのだ。
AVを離れて花屋でバイトしてます。
花束を作れなかったり、伝票処理が覚えられなかったりとまさに40の手習いで、しかられてばかりである。情けなや。
吾妻ひでお氏の「失踪日記」を断片的に読んだら、ちょうど吾妻氏が建設現場の土工さんの仕事を習っていて、まったくできずにジレンマに陥る場面で涙が出た。
花屋は人生の最後に仕事をする。
葬式である。僕は人の死体を毎日のように見ることになった。
人の性の次に死を見るのは、きっと神様の思し召しなのであろう。

生と性と死、AVはなおさらだが、あらゆる表現は人の生き様、性のあり様、死に様からめをそらさずに確かに描かなくてはならないと思う。
確かに僕らは、性と死を伴って生きているのだから。
中途半端に「ないことのように」描くことは間違ったことだし、きっとそれを見た子供たちだって性と死を誤解して、誤った行為に導かれるのではないだろうか。
性や死を忌むべきものとして避ける必要はない。それは生きることのなかにあるものだから。

今日はまだ生きようとちょっとだけ思えた。
  1. 2008/10/29(水) 01:53:07|
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カトウ君。

秋葉原殺傷事件のカトウ君。
でも、あの犯行を僕がしたような気がしてならない。
きっかけとタイミングがあれば僕だってやっていたかもしれないと、いつも思う。

今だって「殺してやる、殺してやる」という思いを、精一杯隠している自分がいるからだ。
人とのコミュニケーションが取れなくて、踏みつけにされた気がして、女の子もまともに相手してくれなくて、でも「悪」になりきって生きることもできない僕らは殺し死ぬことしかできない。

でも大方の人は自分をコントロールしたり、ごまかしたりしながらなんとかやっているのだろう。

でも、そこで一歩踏み越えた彼の頭に、歩行者天国が始まるまで待っている時間、車のアクセルを踏み込んだ瞬間、人を刺した瞬間、一体どんな音楽が流れていたのかが凄く気になる。




殺意を持って人を刺した。当たり前。
殺そうと思っているから。
でも、刺した肉の感触に殺意は消えないものなのだろうか?

僕が人を刺すなら、きっとこの音楽が流れてくるのを知っている。

http://jp.youtube.com/watch?v=J7ogmfwjDmc&feature=related


彼の顔を見てたって、彼の頭の中で、こんな凶行を計っているとはわからない。
女の子の顔を見てたって、その頭の中の考えはわからない。
人間は血の詰まった袋ではなく、精神の詰まった袋であって、外見からは全くの暗箱だ。
そしてお互いに相手を恐れているのだと気付けばよかったのにね。

まさに、エヴァでは「殺す」っていうコミュニケーションしか結論できなかったものを、今まさに、より突っ込んだ交流、として描きなおしているなかでの事件だったと思うけど、せめてカトウ君、新エヴァを全部
見るまで、待てばよかったのに。

でも、僕は待てるのか、自信がないのだけれど。
  1. 2008/06/16(月) 14:06:19|
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AVを撮りましょう2.

「の、」さま、いつも有難うございます。
確かにyoutubeなどに「僕らの思い出」とかいう、個人の撮影したAVがアップされるのはまずいのでしょうね。でもそれはyoutubeがアダルトものを嫌っているだけで、アダルトOKのサイトなら問題ない気もします。自分で撮ったものなんだし、海外のサイトならボカシとかもいらないように思います。

でもどうせなら、ただで見せるのはもったいないので自分のHPで有料ダウンロードにしましょう。
日本向けなら、法に乗っ取ってボカシはいれないといけませんが。
制作費がモデルさんのギャラ程度なので(もし恋人が出てくれて、発売してもいいよーって言うなら実質、制作費0円です)、販売価格は激安でできます。DVDを作ったりケースやら写真やらもいりません。以前なら販売ルートの確保のために大手メーカーのルートを借りてピンはねされたり、販売店がどうのこうのとお金がかかる一方で結果、DVDの値段が3000円とか高くなってしまったのから考えれば便利な世の中です。
だから、そんな「金だけ出して、利潤を得ようとするメーカー」も、「素人レベルの制作スタッフ」もすっとばして、お客さん同士が「自分で作って売りあえば」安上がりですみます。
モデルさんも胡散臭いモデル事務所から仕事をもらって半額以上ピンはねされるより、直接、お客さん兼監督と契約すればギャラも増えるし。(ただ、これはお互いの信頼関係を持てることが必要ですね)

自主流通米みたいなもんですか?

そうすれば、大資本の大手メーカーは高い価格のぶん「素人にはまねできないくらいのすごいもの」を作るようになるし、高いくせに素人なみのメーカーは潰れちゃうのかなぁ。


と書いてきて思うのは、こうなると「金になりそうだから、俺もリアルレイプビデオを作ってやるか」とか考える輩がでそうな感じで困ります。
いや、裏ビデオってそもそもこういう作り方だよなぁ。
現在、まがりなりにも表AVでは「モデルは18歳以上で、犯罪的な行為は行わない」という暗黙のルールが保ってるのはメーカーが製作を独占状態にしてるからなのだろうか?
インディーズが乱立してきたら、ルールが崩壊してしまうのかもしれません。
で何でもありになってAVは法的に禁止されるのかもしれませんね。

こうして考えたら、人間ってことエロの分野になると、すぐ犯罪の領域に行ってしまうのは何故?
相手を苛めたりしないとか、未成年に手出ししないとか、そういう当たり前のルールをなんで守れないんだろう?そういう事をするのが興奮する病んだ人が多いのかしらん。
ルールの中でお互いに楽しむセックスのAVって魅力的なものだと思うけどな。

性に対してのモラルが一般化するほどには、まだ人は歴史が浅すぎるのでしょうか?
あるいは、どうしようもない阿呆な輩がいなくならないということなのか。
困ったねぇ。




田中 優 著
「戦争をやめさせ 環境破壊をくいとめる 新しい社会のつくり方」
を読む。
前に書いた小沢健二さんの「うさぎ!」という小説もそうだけど、、世界を資本主義の観点から捉えなおしたらいろんな利潤追求という悪と環境破壊の問題が見えてくる、そこで未来バンクなどの実際に可能な変更の仕方を提案している本です。

僕はそういう社会のことを、あまり気にしないで生きてきた阿呆なので、勉強になります。
こういう考え方って、社会人にとっては、常識なのでしょうか?たとえば企業のトップの人って、わかってなにかしてるのか、してないのか、わかってないのか、どうなんでしょう?




  1. 2008/06/08(日) 03:26:53|
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AVを作る立場から。AVを作りましょう。

映画ファンという人々は浴びる様に映画を見ることはしても、自分で撮ろうとまで考える人は意外と少ないようである。
これがたとえば音楽だったら好きな唄をカラオケで歌ったり、自己流で演奏してやろう、なんて考えるひとは居そうである。
でも映画ファンは、ストイックにただ見続ける。何故か?映画はお金がかかるし自分には無理と考えるからかもしれない。けれど最近の映画はビデオで撮影が多い。それもさほど高くないカメラだ。
ゴダールだってデビッドリンチだってビデオだ。でもすごい映画を撮ってる。
リンチが使ったソニーのカメラ「PD-150」っていうのは中古なら20万くらいで買えるのでは?

だから撮ってみたらいいのに。そしたらもっと愉しいと思うのだけど。

AVだったらもっと安あがりである。
カメラなんて子供の運動会を撮るようなのでOK。業務用なんて実際使ってないほうが多いです。
ハイヴィジョンなんていりません。AV業界はハイビジョンでの制作をいまだにほとんどしていません。
恋人がいるなら、ちょっと協力してもらって一緒に撮影すればすみます。

照明機材なんかいりません。明るい場所で撮ればいいのだし、最近のカメラは写りがいいので多少暗くても大丈夫です。ライトなしで撮ってるAVなんていくらでもあります。僕も宇宙企画の時は基本的にノーライトで撮ってました。
それにいくら上手に照明をつけるより、太陽の光を生かしたほうが綺麗に撮れます。
AVの現場は撮影が夜中にまでかかることがあるので、夜は仕方なくライティングをしますが、別にベッドサイドの電気スタンドだけの明かりで撮ってもかまわないです。明るく撮るよりもエロい感じになります。
編集なんかいまどきのパソコンなら簡単にできます。
一部の変わった監督以外、編集なんかてきとうにしかしてません。子供の運動会のビデオを編集できれば簡単にそのへんのAV以上に良くできます。

これで終わりです。別にモザイクなんかいらないし、自分の嗜好にあったAVの完成です。たぶん多くのAVよりそんなに見劣りはしないのではないでしょうか?
むしろ「自分の恋人とセックスしてるAV」のほうが一般のAVより絶対に面白い(エロいというか)はずです。
プロのAVは、所詮お仕事セックスですから。絶対にまねできません。

そしてもし、誰でもがAVを撮るようになったら、その中からこそ、「次のAV」「面白いAV」が生まれてくるように思います。恋人との距離感、セックスの楽しみかた・・・。AVは愛のタブーにほんのすこしだけ踏み込むツールになる気がします。
もはやAVなんか買う必要ないんです。

どんどん撮りましょう。
  1. 2008/06/07(土) 02:28:54|
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